歯を白くする方法としては、歯科医院で行うオフィスホワイトニングが一般的です。また、そのほかにも自宅で歯を白くできるホームホワイトニングやこの2つを同時に行うデュアルホワイトニングがあります。
これらのホワイトニングにかかる値段はホワイトニング方法やそれぞれのクリニックによって違います。では、どれくらいの値段が平均の相場なのでしょうか?今回は、歯科医院で受けられる各種ホワイトニングの値段についてご紹介をさせていただきます。
ホワイトニングにかかる平均の値段はいくら?各種ホワイトニングのご紹介目次
オフィスホワイトニング
ホームホワイトニング
ホワイトニングにかかる平均の値段はいくら?各種ホワイトニングのご紹介まとめ
この記事を監修した歯科医
■オフィスホワイトニング
歯科医院の院内で施術を行います
オフィスホワイトニングとは、過酸化水素をふくむ薬剤を使って歯を白くするホワイトニング方法です。薬剤を歯に塗ったあと、光をあてて歯を白くします。オフィスホワイトニングは歯科医院の院内で施術を行います。
オフィスホワイトニングのメリットは成分が強い高濃度の過酸化水素を使うため、比較的早く歯を白くできる、という点です。歯を白くするまでの期間は歯の汚れ具合や元々の歯の色によって異なります。早い方では初回の施術(1日)で白さを実感でき、平均では3~5回(2週間~1か月)の施術で効果がでる方が多いです。
[オフィスホワイトニングのメリット]
〇高濃度の薬剤を使うため、比較的早く歯を白くできる(平均で2週間~1か月程度)
〇歯科医院の院内で施術するため、トラブルが起きた場合にすばやく対応できる
[オフィスホワイトニングのデメリット]
▲高濃度の薬剤を使うため、薬剤の種類によっては歯や歯ぐきを痛めてしまうことがある
▲短期間で歯を白くするため、歯の色が後戻り(元の色にもどってしまうこと)しやすい(歯の白さの持続期間は平均で3か月~6か月程度)
■ホームホワイトニング
ご自宅で歯を白くする方法です
ホームホワイトニングとは、ホワイトニング効果のあるジェルをマウスピースの中に塗り、患者様がご自宅でマウスピースを装着して歯を白くする方法です。マウスピースとホワイトニングジェルは歯科医院で診察を受けたのち、処方してもらいます。
ホームホワイトニングの特徴は、オフィスホワイトニングと比べてじっくりと時間をかけて歯を白くする、という点です。院内での施術や通院(初診と2回目のご来院をのぞく)が必要なく、ご自宅で歯を白くできます。使用する薬剤はオフィスホワイトニングよりも成分が弱くマイルドなため、オフィスホワイトニングと比べて歯にかかる負担が少ないです。じっくりと時間をかけて歯を白くするため、歯の色が後戻りしにくいのもメリットです。歯を白くするまでにかかる期間は患者様によって異なります。平均2週間~2か月程度で白さを実感できるケースが多いです。
[ホームホワイトニングのメリット]
〇じっくりと時間をかけて歯を白くするため、歯の色が後戻りしにくい(歯の白さの持続期間は平均で6か月~1年程度)
〇成分が弱いマイルドなホワイトニング剤を使うため、オフィスホワイトニングと比べて歯を痛めにくい
〇歯科医院にかよう必要がない
[ホームホワイトニングのデメリット]
▲自宅で歯を白くするためトラブルが起きたときに即座に対応できないことがある(ホームホワイトニングではマイルドな成分のホワイトニング剤を使うため、緊急な対応が必要になるトラブルが起きる可能性は比較的低いです)
▲なるべく早く歯を白くしたい方(結婚式や面接など)には不向き
ホワイトニングにかかる平均の値段はいくら?各種ホワイトニングのご紹介(まとめ)
歯科医院で受けることができる各種ホワイトニングについてご紹介させていただきました。
ホワイトニングにはさまざまな方法があり、それぞれ値段も違ってきます。どのホワイトニングを選べば良いかは患者様の歯の色や目的(できるだけ早く歯を白くしたい、など)によって異なります。ホワイトニングをご検討中の方は、ぜひ、今回の記事を歯科医院選びのご参考にしてみてくださいね。